営業マンに一番大切な心得、それはお客様に敬意を払う心です。WEB完結 最速2時間にてご入金!売掛金前払いサービス【QuQuMo online】(s00000021184002)

 相手を不快にさせないために、言葉遣いのマナーをきちんと身につける必要があります。
言葉遣いのマナーとは、つまり敬語を身につけることです。
マナーとしての敬語が身についていれば、電話でのお客様対応など相手が見えないときにでも正しく対応できます。
二重敬語やバイト敬語は敬語がマナーとして身についていない証拠です。
とっさのときにも自然と敬語が出てくるように、相手に対する敬意を意識して生活するように心がけましょう。

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営業活動のすべてのベースには、正しい言葉遣いが必要です。
もちろん、戦略やそれを可能にする戦術を磨くことは大切でしょう。
お客様の悩みを引き出すヒアリング能力や、自社サービスや製品に落とし込む課題解決能力、心理学的トーク力などのテクニックを身につけるのも重要です。
しかしどれだけテクニックを身につけてみても、営業マナーがおかしければそれだけでお客様の関心は損なわれてしまいます。
営業マナーとは、清潔感のある身だしなみや言葉遣いです。
身だしなみ同様、言葉遣いはキーパーソンになるほど厳しくチェックしている方は増えてきます。
言葉遣いはお客様との信頼関係構築に必要不可欠なマナーです。
営業マンにとってはマナーこそが信頼関係のベースとなりますので、正しい知識を身につける必要があります。
営業マナーについて詳しく知りたい方は、「営業マナー」の記事も読んでみてください。
言葉遣いは人間性や教養を表します。
正しくない言葉遣いはそれだけで相手を不快にさせてしまいます。
さらには、あなたの属する会社に対して不安を感じさせることにもなりかねません。
基本的に相手に対する敬意が欠けていると、相手を不快にさせる言葉遣いが出てしまいがちです。
専門用語を連発して、相手が理解できていないとわかるや否や、上から目線で説明をしたりするのはよくないでしょう。
また、お客様の言葉を否定してから自分の言いたいことだけを説明し始めたり、業界人風の言葉「なるほどですね」「ほぼほぼ」などを連発したりするのもいけません。
こうした言葉遣いは、敬語を理解していないことが原因です。
敬語は自分を下げて、お客様を上に見たときに用いられる丁寧な言葉遣いです。
正しい敬語を使えば自然と相手への敬意を示せますし、自分の心が相手に伝わることで信頼関係へとつながっていきます。
また敬語を使うことは、初対面の人や外部の人との正しい距離感を生みます。
敬語が使えていないと、相手に対して馴れ馴れしい感情を与えてしまうのです。
敬語を使うことであらたまった気持ちを表現できますし、自分の品位を伝えることにもなります。
営業マンとしてお客様との信頼関係を作るために、正しい敬語を身につけましょう。

相手に対する敬意を表現するために、敬語があります。
敬語は一般的に、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類されます。
文化庁文化審議会では敬語を5つに分類しましたが、本質的な敬語について理解し身につけるため、古くから伝わっている3つに絞って紹介しましょう。
目上の人を敬う表現を尊敬語、自分をへりくだる表現が謙譲語、日常的に使う相手に丁寧に話す表現が丁寧語です。
尊敬語、謙譲語は主語が誰か、行為をする人は誰かによって使い分けます。
説明していきますので順に確認してください。

尊敬語は、お客様など相手や、第三者が主語になります。
相手の行為や動作をたてるときに使います。
例をあげてみましょう。
商談でお客様の会社に訪問した際、提案に対して意見を聞いた場合、「(お客様、相手の)おっしゃる通りです」と言います。
これが尊敬語です。
この場合、主語は目の前にいる人の場合にも使いますし、相手が「うちの部長がこう言っていたんだよ」と言ったときには部長が主語にもなります。
この場合にも尊敬語を使うのです。
会話の中の主語の動作によって「する→なさる、される」「行く→いらっしゃる、おいでになる」「食べる→召し上がる」「聞く→お聞きになる」などのように使います。

謙譲語は、自分または自分の身内(社内の人間)が主語になります。
自分の行為や動作を相手にへりくだるときに使います。
例をあげてみましょう。
商談中の案件に対して、お客様からの要望書をメールで受け取ったので、次回商談のアポイントを取る電話をします。
「要望書を拝見しました。それでは〇日に弊社の技術部の〇〇がお伺いいたします」
この場合、「私が見た→拝見しました」「自分(または身内)が行く→お伺いする」となります。
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丁寧語は、自分が主語の場合に、相手を問わず聞き手に対して表現を丁寧にする言葉です。
「です」「ます」「ございます」などをつけることで丁寧語になります。
丁寧語は敬意をこめて丁寧にする表現です。
「敬意」は「相手を敬う」ことですが、「尊敬」は「相手の人格を認め一段上の人間として相手を敬う」ことになります。
そのため、丁寧語には尊敬の意味はないので気をつけましょう。
例をあげてみましょう。
相手の名前を聞く場合や、サポートセンターに電話をした際に受付の人に名前を聞くときには、「お名前をお聞きしてもよろしいですか」が丁寧語になります。
またお客様にあたる会社から電話があったときには相手が目上の場合もありますので、「お名前をお伺いしてもよろしいですか」と謙譲語を使います。